過去ログ - モバP「藤原肇と一緒にエレベーターに閉じ込められた」
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9: ◆agif0ROmyg[saga]
2015/10/16(金) 17:23:20.72 ID:zDmK2gQj0
 その後。

 あの事件は結局、発電所だか変電所だかで大きなアクシデントが起きて、首都圏の広範囲において電力供給がほぼ完全に止まってしまった、と言う物だったらしい。

 交通管制やインフラも障害され、携帯電話の電波を管理するシステムも動かなくなっていたらしい。

 俺にはその手の機械の専門知識はないため、しっかりとした理解はできなかったが、おおむねそういうことだった、らしい。

 俺と肇みたいにエレベーターやなんかに閉じこめられた人間もたくさんいたらしく、床を汚したことを責められたりはしなかった。

 地上も大混乱で、遙か上空でセックスしていた俺たちに気づく者はいなかった。

 混沌としていた地上から隔離されていたのは、むしろ幸運だったかもしれない。

 で、これでめでたしめでたしとなればいいのだが、そうはいかなかった。

 あの日以来、肇が露出セックスに目覚めてしまったのだ。

 夜の事務所で窓際で全裸になってセックスする、くらいで満足してくれているうちはよかったのだが、この手の趣味はエスカレートしていくのが常だ。

 肇がこうなってしまった責任の一端は俺にもあるし、今更止めることなどできない。

 二人で満足するため、今夜も俺は公園の男子トイレで待機していた。

 比較的よく掃除されているらしく、トイレは結構綺麗に保たれている。

 とはいっても肌を晒してセックスするには全く向いていない環境なのだが、もうこんなところでもないとお互いに満足できなくなっている。

 扉に申し訳程度に「故障中」と書いた紙を貼って人除けにしたが、こんなもの、ほんの気休めだ。

 と、その故障中の扉をそっと開いて入ってくる者がある。

「あ……そ、その、お待たせ、しました……」

 頬を紅潮させ、息を荒げ、自分の身体を抱くようにして個室に侵入してきたのは確かに肇だ。

 しかし、顔見知りの人間であっても、今の彼女を一目見ただけで肇と見破るのは易しいことではない。

「この、格好……来る途中、すごくたくさん見られました……」

「それは、そうだろうな」

 アイドルが自分の身分を隠すために変装するのは珍しいことでもないが、今の肇の装いはそういうものとは一線を画している。

 屈んだだけで中身が見えそうな、極めて短いスカート。

 タイトな造りで、尻や腰骨にぴっちり張り付いて形を強調する一方で、太股の部分には大きな切れ込みが入って脚の付け根まで見せつける。

 普通のパンツを履いていたらまず間違いなく常時パンチラな、アナーキー過ぎるスカート。

 ただ歩いているだけでも、肇がノーパンであると分かってしまう、まさに露出狂専用服。

 下がそんなのだから、上も普通ではない。

 ライブ衣装でもそう無いくらいに腹や胸元を露出する、布面積の少ない服。

 それでも身体の前、おっぱい周辺は一応隠されているが、背中の方は布すらなく、黒く太いひもで固定してあるだけ。

 黒いエナメル質の、ボンテージ風ファッションだが、まるで水着みたいな造りでもって彼女の胸をぎりぎりっと寄せて上げ、深い谷間を作ってくれている。

 十分大きなおっぱいを締め付けて締め上げているものだから、ちょっと弾んだだけでもズレて乳首が飛び出そう。

 上着も羽織らない、ほとんど下着と変わらないような服装は、普段の肇とはかけ離れた印象を与える。

 最悪、警官に捕まる可能性すらある、あまりにも卑猥すぎる服装。

 メガネとウィッグと帽子が無ければ、一発でアイドル藤原肇の清純な印象を打ち砕いてしまうことだろう。

 スカートの裾をほんの少しめくっただけで、ドロドロになった女性器が露わにされた。

「もう、こんなにして。裸みたいな格好で外をうろつくのが、そんなによかったのか」

「は、はい、声かけられそうになったら、すぐ逃げてたんですけど……
 ばれちゃうかもって思うと、もう、頭真っ白で……」

「それで、こっそりオナニーしてから来たのか」

「! み、見てたんですか……?」

「当然だろう」


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