過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える 続きと終わり
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 17:32:14.86 ID:kAKMmD4ho
あとは断ち切って、痛みを飲み込んでしまえばいい。守るために、失わないために必要な代償なのだから、受け入れるしかない。

そう自分に言い聞かせ、逡巡する彼に言葉をかぶせ、遮る。

「待って。その先は、私から言わせて」

「い、いやそんなわけにいくか」

「ごめんなさい。これは私の我儘だけど、どうしてもそうしたいの。私から……お願い」

彼への想いを断ち切るために。彼に言われたから仕方なく受け入れたのだという、弱い自分への言い訳を残さないために。

私から伝えねばならない。

「……そうか。お前がどうしてもって言うなら……わかった。でも、俺もちゃんと自分の口で伝えたいから、一緒に言おう」


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