過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える 続きと終わり
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 19:46:26.04 ID:kAKMmD4ho
それ以前に、彼と並び立つ資格が今の私にはない。私自身がそう思っている。

「…………それよりも、今あなたにすがってしまうと、私はきっと、一人で立てなくなってしまう」

見栄も虚勢も似非も欺瞞もない、本当の私。

寄る辺がないと、立つこともできない私。

「このまま受け入れると、あなたに際限なく依存してしまう。私はそういう人間なの。そうなるとあなたはいずれ、私のためにならないと離れて行ってしまう。だから、今は……」

苦しい。悔しい。悲しい。寂しい。情けない。不甲斐ない。あらゆる負の感情が胸を渦巻き、それ以上は言葉にできなかった。

彼は私の告白を痛ましそうに聞いていたが、やがて意思の込もった瞳で私の胸を射抜く。


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