過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える 続きと終わり
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 17:26:38.20 ID:kAKMmD4ho
彼に何か、犯罪まがいのことをされるとは微塵も思わない。だが、くだらない被害妄想とも言い切れない、考えるだけで吐き気を催すような拒絶の言葉が、想像が頭をよぎる。

彼を玄関に招き入れて、またすぐに鍵を掛けた。そうする癖がついているからで、別に他意はない。

「あー、なんか悪いな」

「気にしないで。それよりここでいいの?上がっても別に……」

「いや、ここでいい。すぐ、なるべく早く終わらせるつもりだから」

「ああ……。みんな、由比ヶ浜さんが待っているのね」

忘れ物を取りに来るついでに伝えるだけ、ということが強調されたように感じた。

ならばそう重要なことではないかもしれないと、そう期待した。しかし彼はまだ言いにくそうに電話を握りしめている。


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