過去ログ - 苗木「強くてニューハーフ……?!」モノクマ「そうです!」
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25: ◆yrrWowwxP2[saga sage]
2015/10/21(水) 17:01:21.51 ID:Cb9pOKlMo
夕食の頃合いまで、少しゆっくりしていようと思い、ベッドに寝転がる。
うとうとと、浅い眠りに入りかけていた時にインターフォンがなった。

 ピンポーン   ピンポーン


苗木「うぅん……?誰だろう……」


寝ぼけまなこを擦ってドアを開けると、舞園さんと江ノ島さんがいた。


舞園「あ、いましたね」

苗木「どうしたの二人とも?」

舞園「あのあと、苗木君は守ってくれるって言ってくれましたけどやっぱり不安になって……
  江ノ島さんと一緒に護身具になる物を探してたんです。結局私たちに向くようなものはなかったんですけれど、
  男子ならこれが使えるかもと思って、持ってきました」


そう言って、舞園さんは新聞紙に包まれた模造刀を、僕に差し出してきた。


舞園「…苗木君、どうしたんですか?顔が、青いですよ?」




キーンコーンカーンコーン

モノクマ『えー、夜10時になりました』


夕食の後、僕はモノクマの夜時間アナウンスが流れる中で、飾る羽目になった模造刀を見つめるしかなかった。
舞園さんと一緒にいて、彼女の行動を制限すれば良かったんだろうか?
……いや、たとえ今日をしのいだとしても明日、明後日、同じような状態になることも考えられる。

少なくとも「アタシも不安っちゃ不安だったしさ、探すことでまぎれるならそれでよくない?」と言っていた江ノ島さんがいるかぎり、
部屋の状況を再現してしまうところまでは避けられなかっただろう。

そうなると、僕はこの後どうすればいいんだろう?
……舞園さんが、殺人なんか思いつかないようにするというのは難しい気がする。
動機として与えられるDVDを見る前から、彼女は追いつめられていた。
仮に、動機DVDをみちゃだめだと取り上げたとしても、いずれ似たようなことが起きるような……

ぐちゃぐちゃになった頭の中を何とかするのをあきらめて、ベッドにもぐりこんだ。


ふと、目が覚めるた。
時計の針が午前3時を指している……喉がかわいてしまった。
たしか、ミネラルウォーターをモノモノマシンで当ててたはず。
そう思って探してみるけれど、無い。どこかに置いてきちゃったんだろうか。

夜時間の出歩き禁止をいきなり破るのもどうかとおもったけれど、
喉の渇きに耐えられずに、ボクは部屋を抜け出した。


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