過去ログ - 終結の彼方
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14:名無しNIPPER[saga]
2015/10/21(水) 21:19:39.48 ID:c9hFcx2r0
白坂 小梅、彼女と一番最初に出会ったのはアイドルオーディションの開場だった。おとなしく人と話をするのが苦手、話を聞いてもアイドルになる気はないと言っていた小梅だが、いざ好きなものの話をさせてみると、パッと笑顔でホラー映画の話をしてくれた。

その時の自分は彼女の笑顔を見てトップアイドルとして花開く姿ばかりが頭の中を膨らませていた。小梅を合格させてレッスンの日々、苦手分野が多い彼女で最初は上手くいかずにマイナスな発言ばかりもしていた。唯一歌ならとボーカルレッスンをさせてみるとその透き通る歌声がまたその時の自分の心に響かせてくれたっけ。

一歩ずつ一歩ずつ、小さな仕事を受けては反省と成長。日に日に彼女の歌声は日本を包み、大きな存在になっていった。いつの間にか大人気アイドル、自分の頭の中で想像していた小梅の姿が目の前にはいてくれた。自分が何かしたと言うより小梅が成長して変わってくれた。


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