24:名無しNIPPER[saga]
2015/10/21(水) 21:26:33.53 ID:c9hFcx2r0
「ぷっ、プロデューサー……さん……」
「これから二人きりの世界でどうしようか」
「あの子が最後に言ってた……。歌ってて」
「あの子って……」
「歌えば……見えてくるって……」
何もないこの世界で孤独な歌声だけが響き渡る。陽も当たらないで雪降る暗いこの場所で雪を被りながら歌い続ける。そんな小梅の歌う姿を見ていると彼女を一番最初に見付けた時の事を思い出していた。
陰気で自信なんかない弱気な女の子。そんな彼女が歌っている。今までとは何かが違う歌声。そんな歌声を聴いているとまた涙が流れ出てくる。でもさっきまでの恐怖心からの涙ではなく、彼女に対する涙。
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