25:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 16:19:30.76 ID:hki/hRE+O
八幡(まあそんな感じで朝から放課後までを過ごした)
八幡(クラスメイトや教師までもが俺の目に注目していたが、それだけで俺の元の生活とあんま大差ない一日を)
八幡(にしてもあれだよね。やっぱり俺のぼっちぶりは腐った目を治したくらいじゃ変わらないんだなー)
八幡(なんて思う分けねーだろ!なんだよこの異常な世界は!)
八幡(俺は目が腐ってなかったらって言っただけなのに、目だけ扱いよくなりすぎだろ!)
八幡(あまりにも極端な世界で逆に草生えるわ!腐った目だけに!)
八幡(ああもうこんな世界嫌だわ。部活終わったらとっとと元に戻す)
八幡(とか考えながら部室に向かう。ところで俺は、朝から再び目を腐らすくらいわけない量の陰気な思考をしてるはずなんだが)
八幡(俺の目だけはらんらんと輝き青春を感じさせる光を今も放ち続けてるのかな?気になるわー。鏡みたい)
八幡(昼間から鏡が見たいとか人生で初よ初。昔、夜中に鏡の前でポーズ取った黒歴史はあるけど)
「ヒッキー!」
八幡(不意に呼び掛けられた。相手は誰だかはすぐに分かったが……振り替えるのが怖かった)
八幡(彼女にまで、ほかの奴等と同じように、目の後ろに興味がないような視線を向けられたら。それが怖かった)
由比ヶ浜「もー、勝手に先行かないでよ!」
八幡「ああ、悪い……あれ、一緒に行く約束なんてしてたか」
由比ヶ浜「約束っていつものことでしょ。一人で行ったら危ないじゃん」
八幡(危ない、という意味はわからなかったが、とりあえず由比ヶ浜の表面上の態度に変化が見られなかったことで)
八幡(俺はほっとしていた)
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