過去ログ - 「今どき魔王退治もないもんだ」【安価あり】
↓
1-
覧
板
20
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/02(月) 00:41:58.38 ID:UhKcO/l70
(通りに添って歩く)
(角を曲がって路地に入る。入り組んだ道は進むほどにうらぶれていく。この都市は豊だが、決して末端まで豊かさが行き渡っているわけではない……)
(前方に人影。外套のシルエットに見覚えが、声には聞き覚えがある)
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/02(月) 00:44:52.35 ID:UhKcO/l70
ここまで
びっくりするぐらい進まないなあ
まあいいや、今月中には安価まで辿り着こう、頑張ろう
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 03:58:14.52 ID:FVJrEmYt0
投下いたします
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 03:59:11.28 ID:FVJrEmYt0
――領主居館――
(居館に戻り、広い玄関に這入ると、男の一団と鉢合わせた)
男=上質な衣装=領主(?)「おや、いったい何処においででしたかな。神官様の具合はいかがかと、これよりお見舞い申し上げようと思っていたのですが」
以下略
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 03:59:37.80 ID:FVJrEmYt0
「私の祖父が存命だったときは、私どもにも女神様の加護があったのか、領主殿のように海魔の被害を受けなかったらしいのですが。是非私も、亡き祖父が賜っていたという女神様の寵愛を取り戻したいものです」
領主「お祖父様が身罷られたのは十年前でしたかな。私も若い折、お祖父様には大変お世話になったものだから、あの方のお孫様である(…)様の苦労なさっている姿を拝見するのは心苦しい」
(領主がこちらを見る。周囲の男たちが一気に緊張する。懐に手をやるもの、手を腰の後ろに隠すもの。一様に、合図に即応できる態勢に入っている)
以下略
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 04:00:18.41 ID:FVJrEmYt0
――領主居館・裏口――
騎士「待て、貴様、宴に出ないとはどういうことだ!」
「静かにしろ。俺達がこんな所にいることがバレたら面倒だ」
以下略
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 04:00:56.54 ID:FVJrEmYt0
(騎士は頷いて手を離す)
(外に出てしばらく進む。そのまま城壁を抜けると行く手には森が広がる。その前に人影、こちらの姿を認めると一礼する)
外套=従者E「準備は完了しています。が、森に潜む者たちが、こちらに気づきました」
以下略
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 04:02:04.51 ID:FVJrEmYt0
「殺していないな?」
従者E「はい。多少手足が捥げているかもしれませんが」
「口さえ動けばいい。尋問して知っていることを洗いざらい吐かせる」
以下略
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 04:02:42.81 ID:FVJrEmYt0
(従者Eが鉄格子の鍵を探し出した。錠を開けさせる)
「そこで、お前の出番というわけだ」
勇者「……僕の、『勇者』という看板を使う、ってことかな」
以下略
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 04:03:21.12 ID:FVJrEmYt0
(従者Eが目配せする。手に燐光。従者Eなら背後の虜囚だけを殺せる。だが、大切な証拠品が死んでしまうのは困る)
「おい、お前。お前だ、俺を捕まえている、お前」
虜囚エルフ「殺してやる……家族の仇……」
以下略
23
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/11/05(木) 04:03:59.42 ID:FVJrEmYt0
虜囚エルフ「嘘……そう言って、人間は……また、私達を騙して……」
「俺を誰だと思っている。王国評議会議長代理、兼枢密府筆頭顧問だぞ。まあ、元、が付くがな」
(従者Eが外套の頭巾を下ろす。息を呑む音)
以下略
29Res/25.00 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 「今どき魔王退治もないもんだ」【安価あり】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1445641206/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice