過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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143:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 00:27:03.14 ID:WfReZCwA0
 良いことを言った、いおりん! と、次は亜美と真美の番です。
 なぜ二人同時に、と言いましたが、一つの色だからオッケー、と言っていました。

 ただ、彼女達のペンの軌跡は、案の定、遠慮というものを知りません。
 水瀬さんが塗ったピンクの上をも、構わず黄色く塗り潰していきます。
 悔しがる水瀬さんにニカッと笑いながら、高槻さんにキャンバスを手渡す亜美。
 何だか、趣旨が変わっているような気がします。


 高槻さんは、オレンジと言ったらみかんかなーと、黄色の上に丸を描いていきます。
 色で食べ物を連想するのは、高槻さんらしいですね。

 じゃあ、自分は空かなー! と、我那覇さんは元気にキャンバスの上側を塗りました。
 浅葱色の空というのも、思ったより綺麗で、映えるものです。

 じゃあミキは、フカフカの草原なのー!
 と言って、美希はキャンバスの下側に、黄緑色の草原を描いていきます。
 皆、プロデューサーを描いているということを、忘れていないかしら。

 律子も、なぜか木を描きますが――意外と、律子には絵のセンスが無いかも知れません。
 だって緑だと他に描く物が無いでしょう、と言い訳をしますが、幹は普通茶色です。


 春香は――悩んだ末に、中央に赤い丸を描きました。
 何これ? と真美が不思議そうに覗きこむと、照れくさそうに、空いてたから、と――。

 綺麗なまん丸ね〜、というあずささんの言葉に、春香はとても嬉しそうに笑いました。

 私は――やはり、何も思い浮かばないので、我那覇さんの空の色に青を重ねました。
 ちょっと、ワンパターンだったかしら。


 一人20秒と、持ち時間としては短いとはいえ、一周するのには4分ほどかかります。
 でも、皆のペンの軌跡を観察していると、不思議と自分の番はあっという間でした。



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