過去ログ - 【R18】「粉雪が身体を冷やすから…」【モバマス】
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10:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 17:41:34.48 ID:gPJ/lNL8o



4.

抜いてあげようか?

その留美の発言を理解するのに、数秒の時間が掛かってしまった。

「抜い、て…?」

彼がまず思い浮かべたのは、なぜかワイン瓶のコルク栓だった。

しかし、数瞬後にはそれが鮮やかな色彩を伴う愛梨のイメージに置き換わった。

「な、なに言ってるんですか…!?」
「だって、キミのここ、ずーっと辛そうにしてるじゃない」

留美の細く長く、そして白い指が、スッ、と伸び、ジーパンの上から彼の股間をそっと触れた。

その指は僅かに震えていたが、彼はそれに気付けるはずもなく、「やめてください…!」と留美の手を掴んで引き離した。

「俺、愛梨を裏切れないんで…」
「浮気を心配してるの? こんなの、浮気のうちに入らないわよ。運転してて、気になって仕方が無かったんだから」

留美の言葉に、「ぐっ…」と彼が息を詰まらせる。

正直、レッスンルームで愛離と抱擁したあとから、股間の情欲が収まる気配を見せない。

それは、彼の若さの現れでもあれば、車内に美女と2人きりという、このシチュエーションも原因であった。

「ほら、我慢は身体に毒よ? セックスするわけじゃないわ、ただ、処理してあげるだけだから…」

再び、留美の指が彼の股間に伸びる。

「あ… やめてください!」

本当は乱暴に身体を動かして抵抗したいが、相手がアイドルでは怪我を心配して上手く動けない。

「ホント、ダメですって…!」
「楽にしていて… ね…?」

声だけの制止を良い事に、留美が素早くファスナーを下ろし、ジーパンの中に指を滑り込ませる。

そして、固い布地のなかで、窮屈に収納されていた硬く熱い肉棒を掴むと、数瞬の躊躇いの後に、ジーパンの外に掴みだした。

急所を握られた彼は、金縛りにあったように動けなくなってしまった。

「……こんなこと、いつもやってるんですか……?」

衝撃が大きすぎて、彼の口からドギツイ質問が零れ落ちた。

その言葉に、留美は、ピクリ、と動きを止め、そして、語学の授業のようにはっきりと、丁寧に、「ええ…」とだけ答えた。

「留美さんが、そんな人だったなんて…」
「…幻滅した? でもね、オンナだって、色々と裏を持っているものなのよ…」

意外に切迫したその声が、行為の始まりの合図だった。




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