過去ログ - 【R18】「粉雪が身体を冷やすから…」【モバマス】
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名無しNIPPER
[saga]
2015/10/25(日) 17:39:12.73 ID:gPJ/lNL8o
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「欲求不満になりそう…… ってか、確実になってるな…」
数分間の抱擁のあと愛梨をスタジオに送った彼は、確実に高まった情欲を無理やり押さえて帰路に着いた。
しかし…
「げっ… もう終電過ぎてる…」
職員用通用門を出たところでスマホで時刻表を確認すると、いつも乗る電車のは3分前に発車済みだった。
他の路線を検索するが、結果は芳しくない。
「どうしよっかなー…」
346プロダクションからアパートまではけっこうな距離がある。
歩いて帰るのは論外だし、タクシーを使えるほど金銭的な余裕があるわけでもない。
「ネカフェで一晩明かすか… けど、うーむ… 今日は帰りたい…」
本音を吐露すると、愛梨の匂い、感触が残っているうちに、自宅で『自己発散』したかった。
「もう半年近く、愛梨とはセックスしてねぇからなぁ…」
もちろん、週末のお忍び旅行はセックスを含めて楽しみにしていたこともあり、
彼の欲求不満はこれまでになく高まっていたのだ。
「……よし、ここは危険だがネカフェでやるか… 探せば愛梨のアイコラぐらいあるだろ… あんまり気乗りしないけど…」
「ねぇ、ちょっとキミ?」
ブツブツと呟く彼の背後から、突然、聞き覚えの有る声がかかった。
「ッッ!! え、えっと… すみません…! あ、和久井さん…?」
「キミ、バイトの子よね?」
「あ、はい、そうです」
声をかけてきたのは、346プロ所属のアイドル、和久井留美だった。
元秘書という通常異例な、しかし、346プロでは案外普通な経歴を持つアイドルで、
切れ目で知的な風貌、落ち着いた雰囲気が特長のクール・ビューティーである。
「何か困ってたみたいだけど、どうしたの?」
「えっと、ですね…」
留美とは面識が無いではないが、こうやって面と向かって話をするのは初めてだ。
それでも、しどろもどろに「終電を逃して帰る足が無い」ことを説明すると、彼女はにっこりと笑って頷いた。
「なーんだ、そんなことか。深刻な顔してたから、てっきり愛梨ちゃんにフラれちゃったのかと思ったわ」
「いや、それは… ないですよ」
一瞬、愛梨との関係を前提とした台詞に、ドキッ、としたが、よくよく考えれば知っていてもおかしくないと納得した。
「よし、それじゃ私に任せなさい。送ってあげる」
「え、そんな、悪いですよ」
「良いのよ。明日はオフだし、私、今日は車だから」
チャリ、と自動車のスマートキーを取り出して軽く振る。
「でも…」
「いいから、いいから。愛梨ちゃんの話も聞きたいし」
結局、ニコリと微笑む留美に強引に押し切られ、数分後に、彼は留美の運転するコンパクトカーの助手席に乗り込んでいた…
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