過去ログ - 【モバマス】彼女への贈り物
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:25:40.79 ID:3f5kG5Qg0
私が彼女を遊びに誘い、彼女が承諾し、走り回ったり、滑り台で滑ったり、ブランコで遊んだり。


彼女は体が弱いのかすぐに日陰の方に行きいつも持っている手提げから本を出して読むのです。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:26:07.77 ID:3f5kG5Qg0
そう言うと彼女はそんなことないよと顔を赤くしながら俯向くのです。


「そろそろ暗くなってきたね」

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:27:30.59 ID:3f5kG5Qg0
この頃私は文香ちゃんのことが好きだとか嫌いだとか、そんな感情はありませんでした、ただ一緒にいて楽しい、面白いと感じるだけの子供でした。


そう、あの時の誕生日は、今でも忘れることのできない特別で不思議な誕生日でした。

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:27:58.31 ID:3f5kG5Qg0
急いで家に帰り貯金箱を割り中身の小銭を数えます。


209円

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:29:01.89 ID:3f5kG5Qg0
青いステンドグラスを思わせるような何かで作られた鳥を金属で縁取り、本が傷つかないようにしっかりとヤスリがかけられていた栞でした。


私はすぐにこれだと思い、値段を見て絶望を覚えました。

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:29:29.75 ID:3f5kG5Qg0
絵本がたくさん入った本棚、その中に1冊だけ古ぼけた大きな本が存在感を放っていました。


昔、父から貰った本です、父がよく読んでくれた本で自分で読めるようになってから何度も何度も読み返した、そんな本です。

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:30:43.71 ID:3f5kG5Qg0
「おや、珍しい、今日は君一人かい」


「あの...すみません叔父さん、本をお金にしてほし良いんですけど」

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:31:13.56 ID:3f5kG5Qg0
「さて...ん?文香、どうしたんだい」


文香「叔父さん..少し....出かけてくるね...」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:32:02.67 ID:3f5kG5Qg0
急いで公園へと向かいました。


公園の時計は5時5分と表示していました。

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 23:32:31.67 ID:3f5kG5Qg0
「お誕生日おめでとう文香ちゃん」


文香「ありがとう、開けても良い」

以下略



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