過去ログ - 魔姫「捕まえてごらんなさい、色男」
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90: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:39:20.63 ID:bh9UjSJo0
ざくり。
王子「……は?」
91: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:39:51.10 ID:bh9UjSJo0
王子「カハ…っ!!」
心臓を刺されたのか、王子は大量の血を吐いてその場に倒れた。
顔色はどんどん青くなり、目は光を失っていく。
92: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:40:41.24 ID:bh9UjSJo0
猫耳「あ、悪魔王…!!」
ハンター「何だ、あいつは!?」
猫耳「何年か前、魔物の国で大きな反乱が起きた。その反乱軍の戦闘に立っていたのが、あの悪魔王だ」
93: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:41:34.88 ID:bh9UjSJo0
勇者「てめぇ〜…よくも、王子の体で好き勝手してくれたな?」
悪魔王「勇者か…王子の体が乗っ取られていると気付かずに、よく親友が名乗れたものだな?」
勇者「黙れ」
94: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:42:14.16 ID:bh9UjSJo0
悪魔王はしばらく、自分の体を見ていた。
信じられないのも無理はない――
体は、見事に真っ二つだ。
95: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:42:47.84 ID:bh9UjSJo0
魔姫「勇者…王子は……」
勇者「…うん」
勇者は王子の亡骸に視線を落とす。
96: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:43:34.51 ID:bh9UjSJo0
この事件は目撃者が多数いた為、勇者は王子殺しの罪に問われることはなかった。
息子を失った国王の悲しみは、盛大な葬儀という形で晴らされた。
ハンター「そしてお前はまた世界から持て囃される、と」
97: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:44:08.54 ID:bh9UjSJo0
魔姫「あらあら、2人とも仲が良いのねぇ」
ハンター「魔姫か」
勇者「魔姫さんっっっ!!」ピシッ
98: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:44:46.97 ID:bh9UjSJo0
ハンター「な、な、何を言ってやがる!? 何で俺が助手なんだ!?」
魔姫「あら、アンタ私に命を捧げるって言ったじゃない」
勇者「あっ、てめぇ!! 抜けがけで魔姫さんに告白しやがってえええぇぇ!!」
99: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/03(火) 18:45:33.32 ID:bh9UjSJo0
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
ここから先は乙女ゲーみたく猫耳と勇者とハンターそれぞれルート分岐しry
過去作も宜しくお願いします
100:名無しNIPPER[sage]
2015/11/03(火) 18:48:36.16 ID:kgMXva42o
楽しかった
乙!
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