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2015/10/31(土) 00:42:08.05 ID:kIazE1A+0
アイシャ「あの、アリ… 一緒にいた男の子はどこにいますか?」
わたしは彼女にアリのことを聞いた、
大人は捕まれば犯罪者として拘束される、アリもまさか…と思ったのだ。
ジェシカ「あの勇敢なボーイね! アリくんっていうのね…あの子は…」
この基地に到着してから、引き離されるまで、
ずっとわたしのそばで、わたしを守っていたらしい…
引き離された後は、ユニセフの人に連れられ、
孤児収容センターとかいう所に運ばれたという…
わたしはジェシカに案内され、収容センターとかいう所に連れて行かれた
アリがいるかと思って探したけど、ソコにはいなかった…
施設の人が言うには「そのコは別の施設にいるのかも」ってことらしい…
施設に入って1年と少したったころ、
アメリカの「ジャクソン夫妻」っていう人たちが、
わたしを養子として引き取りたいと申し出た。
わたしは外の世界を見てみたいと思い、その申し出を受け入れアメリカへ渡った。
アリに会いたいとも思ったけど…今はどうにかなりそうにない…
外の世界で機会を伺うことにしたのだ。
もちろん…純粋に外の世界、アメリカという国を見たいという気持ちや。
本当の両親じゃなくても、両親が欲しいという気持ちも有った……………。
ジャクソン夫妻はとてもいい人たちで、とても優しかった、
アラブの戦災孤児、自分でさえ自分の素性をよく知らない、そんな女の子を快く迎えてくれた。
ジャクソン夫妻は「慈善家」としては有名な人たちで、
わたしは義父さんと義母さんから
「人間は平等なんだよ」「誰にも自由に生きる権利、学ぶ権利はある」って育てられた。
わたしのような子供を差別する人はアメリカには大勢いたけど、
義父さん義母さんは一生懸命かばってくれて、力になってくれた。
わたしはアメリカの学校で必死に勉強し、大学へ進学した……
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