過去ログ - 沙紀「ひとかけらの微熱を乗せて」
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16: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/10/31(土) 19:28:27.64 ID:8QRzfjZl0
「……あの、隣行っていいっすか?」
「は?」
「失礼するっす」
半ば強制的にイスを持って隣に来たかとおもうと、何故か俺の肩に頭を預けてきた。
あまりにも突然のことで注意することも忘れて、ただただ驚くことしかできないでいた。
「お、おい。ここ外だぞ」
「いいじゃないっすか。どうせ誰も見てないっすよ」
「お前なぁ、自分が見られる立場だってわかってるだろ」
「今この瞬間はアイドルじゃなくてひとりの女の子っす」
「屁理屈聞きたいわけじゃ……」
「……アタシだって甘えたいときはあるっす」
こういうところも俺が女の子としか見れない理由のひとつ。
卑怯だ。
なんて卑怯なんだ。
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