23:名無しNIPPER[saga]
2015/10/31(土) 23:17:21.77 ID:m9aJzdw+0
二人は注文を終え、しばらくの間音楽に聴き入っていた。
千早はジャズが好きだった。
華やかな音色やしっとりとした音色、そしてヴォーカル。前衛音楽や、他ジャンルの名曲までも取り込んでしまうジャンルとしての器の大きさ。
この店にはそれらを感じるために、立派なスピーカーがある。彼女は眼を閉じて、贅沢な音楽を堪能した。
あずさ「さすが千早ちゃんね。久しぶりにジャズを聴いたけど、こんなに素敵なところで聴けて良かったわ〜。」
曲が終わると、あずさは頬を緩めながら言った。
千早「気に入ってくれたなら嬉しいです。あずささんはジャズが好きそうだったのでここにしました。」
あずさ「まあ、どうして分かったの?」
大人っぽい見た目で古い曲が好きそうだから、などと言うとあずさの機嫌を損ねるかと思い、千早はにこりと笑って話題を変えた。
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