33:名無しNIPPER[saga]
2015/10/31(土) 23:34:15.73 ID:m9aJzdw+0
千早は二人を観察した。プロデューサーはスーツ、律子は私服の青と白のブラウスにスカートを着ていた。
そしてプロデューサーの手には、少しばかりの買い物袋が握られており、袖口はさっきまで誰かに握られていたかのような真新しいしわがあった。
二人の様子は、単なるひと番いの男女以上の印象を千早に与えた。
少しからかってやろうと思い、千早は二人に言った。
千早「ところでお二人は、デートですか?」
律子「ぶふっ!」
律子が必要以上に動揺したことが、千早には滑稽だった。
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