過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
1- 20
4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/03(火) 23:00:10.80 ID:heb+2RdAP


ほむら「だったら?」

さやか「だったら、って・・・!」

ほむら「魔法少女は祈りによって生まれ、希望を抱いて戦い、やがて力尽きて円環の理に導かれる。
    美しいサイクルよね。美しくて、素晴らしくて、とても残酷だわ」

ほむら「例えばあなたは魔法少女から人間に戻りたいと思ったことは無い?
    『もっと別のことを願っておけばよかった』『普通の女の子みたいに生きたかった』
    『もう戦うのなんて嫌だ』『円環の理に導かれて消滅するのなんて嫌だ』」

さやか「・・・っ!」

ほむら「一人の女の子として、そう後悔したことが無いとは言わせない」



杏子「つまり何か? あんたはあたし達を魔法少女から人間に戻してくれるってか?」


 一人の赤い魔法少女、杏子が悪魔へ向けて槍を振りかざす。


ほむら「そうよ」


 悪魔は物語の大前提の破戒を、あっさり肯定した。
 杏子以外の魔法少女の体が僅かに跳ねる。
 それはまさに悪魔の囁きだった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
797Res/573.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice