過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/03(火) 23:11:55.88 ID:heb+2RdAP


杏子「っ!!」



 ダメだ、間に合わない。

 燃え盛る槍は父親を貫いた・・・かに思えたが。

 槍が貫いたのは誰も吊るされていない十字架だった。

 杏子は幻とはいえ、自分の父親を手に掛けずに済んだ。



???「あっは、この手に限るねぇ」


杏子「・・・」



 背後から何かに抱きつかれた。

 温もりなどからは程遠い、沼のぬかるみのように生温かい抱擁だった。

 杏子は不敵に笑う。

 こんな禁じ手を堂々と使われたら、笑うしかなかった。



杏子「アンタ、悪魔か何かだろ・・・」


???「うんっ!」



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