過去ログ - 緒方智絵里「愛してるの響きだけで」
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2015/11/05(木) 19:05:04.18 ID:9ralbSQQ0
〜 飲み屋 〜
ﾌﾞﾙｰｱﾜｰﾆｲﾉｰﾘｰｦｰ♪
楓「あら？ これって」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:07:07.05 ID:9ralbSQQ0
楓「誰からだったんですか？」
P「担当アイドルの緒方智絵里さんからですね。今日撮影にちひろさんと一緒に付き添ったのですが、お礼のメールでした」
楓「あら、律儀な子なんですね」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:08:34.76 ID:9ralbSQQ0
楓「智絵里ちゃん、一目……いえ、一聞きでビビっときましたよ！ すっごく良い歌を唄う子だなぁって」
P「楓さんがそんに褒めてたなんて言ったら智絵里、卒倒しちゃうかもしれませんね」ﾌﾌｯ
楓「……でも、本当に自信なさそうなんですよね。もったいないです」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:10:59.98 ID:9ralbSQQ0
P「いや、でも、たしかに。……うーん、鍵っ子、っていう感じがするんです」
楓「鍵っ子」
P「たまたまかもしれませんが、撮影後にお送りした際もご両親は不在でしたし……」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:11:57.31 ID:9ralbSQQ0
〜 翌日・事務所 〜
智絵里・ちひろ「コーラスのお仕事ですか？」
P「ええ」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:14:25.27 ID:9ralbSQQ0
P「ちひろさんはご存知とは思いますがウチは慢性資金不足です。楓さんと夏樹におんぶにだっこ状態ですからね。なので、1ヶ月後に控える楓さんのライブでバックコーラスを雇えるだけの余裕がありません」
ちひろ「もっと規模の大きいライブなら否が応でも雇わなきゃいけないですけど、200人規模の箱ですからね。たしかに若干厳しいかもしれませんね」
P「そこで、所属しているアイドルの中では声の質感が比較的近くて歌唱力のある智絵里にサポートをお願いしたいという事です」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:15:40.47 ID:9ralbSQQ0
P「お嫌ですか？」
智絵里「え、あ、はい……じゃなくて、いえ！ で、でもなんでわたしなんか……」
P「智絵里、以前レッスン場で楓さんと会いましたよね？」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:16:15.62 ID:9ralbSQQ0
P「私は――」
智絵里「は、はい」
P「私は、良い機会だと思います」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:17:37.65 ID:9ralbSQQ0
P「…………ふぅ」
ちひろ「嘘、ですね？ プロデューサーさん」
P「半分は本当ですよ？」
22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:19:10.42 ID:9ralbSQQ0
〜 事務所・屋上 〜
木村夏樹「あきらめないでどんな時も♪」ｶﾞﾁｬｯ
智絵里「あ……」
23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/05(木) 19:21:05.24 ID:9ralbSQQ0
夏樹「アタシは木村夏樹、アンタは？」
智絵里「お、緒方智絵里ですっ」
夏樹「うっし、よろしくな智絵里！」
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