過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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1: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/07(土) 21:03:35.51 ID:44LsxRBV0
勇者「う〜ん、マジで大丈夫なのかァ? この町ィ」

年季の入った机の上に蝋燭を置き、ポリポリと頭を掻く。
勇者は自分の住んでいる町に、不信感を抱いていた。
この町はこの先やっていけるのか、という漠然とした不信感である。
一ヶ月前に町長・プピイブァボピャ氏が、何者かに刺殺されるという事件があった。
その事件を皮切りに、次々とテロが勃発していたのだ。

勇者「まったく、命がいくつあっても足りねぇな」

勇者は一人暮らしをしている。
朝は近くの畑で収穫した野菜で料理を作り、食べる。
無論、その畑は全て勇者のものだ。

勇者「明日は[ピザ]の野郎、来るかなぁ。メシ用意するの面倒なんだよな」

勇者の隣人である[ピザ]は、働かずにいつも寝てばかりいる。
ほぼ毎日、勇者の家に押しかけ友人であることを口実に、食事を与えてもらっているのだ。


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