過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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24: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 21:40:17.73 ID:o/D429Ha0
日が暮れる頃、パーティーは星形の奇妙な建物に着いた。
人はおらず、中は暗い。
何かの研究所であるのだろうか。
玄関を過ぎるとすぐ横に、見たことのない魔物の標本があった。
それを見て、デェブがハッと思いだしたように叫んだ。

デェブ「おい勇者! この建物の名前を思い出したぞ!」

勇者「あんだって!?」

デェブ「ここはパピプペポ実験所! 世界中から色々な魔物を集めて、自由に変形させていたんだ!」

勇者「クッ、面白ェな」

ハゲ「魔物を変形させて、どうするのかね? 目的もなしに変形、というわけではなかろうに」

デェブ「それは僕も知らんぜ!!」

デェブ「ところで、ここは暗いなぁ。誰か電気つけてくれよ。パンを探せないじゃないか」

勇者「電気をつけようとしたが、ブレーカーが落ちてやがる。ブレーカーの位置が分からんから無理だ」

ハゲ「こんなことがあろうと電灯を持ってきた。ありがたく使うがよい」

勇者「礼を言うぜ。これで進むのがだいぶ楽になったみたいだしな」

透明な机の上にはガラクタが沢山あった。
そのガラクタの中には人骨とも思えるような物体があり、とても不気味に思えた。
さらに進むと、看板らしき板が立っていた。

勇者「えーと……『ビャンビャン山を登山したい人はこちら』とあるぜ」

デェブ「ああ〜ん? 研究所なのに登山案内だと? どういうこっちゃ?」

ハゲ「研究所と登山専門店が併設しているのだろう。どうやら近くに朕らの越えねばならぬ山があるようだ」

ハゲ「見てみるだけ損はないだろう」


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