過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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23: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 21:25:01.19 ID:o/D429Ha0
ニレの樹「む……それは塩化ピポ水! まさか、何をするやめ……」

樹は次々に溶けていった。

勇者「早く包囲網を突破するぞ! こんな場所にいては、一緒に仲良く溶けちまうからな!」

勇者「ただ、デェブは脂肪燃焼の意味合いもかねて残った方が良かったと思うぜ!」

デェブ「変な冗談は良してくれ。僕は確かに体脂肪率50%だ。しかし、残りの50%は全部筋肉でできてるんだぜ」

ハゲ「妙であるな。いつの間に朕らを囲んでいたとは……」

勇者「ここから魔物は強くなりますよってか?」

ハゲ「うむ、旅人への警告であるやもしれぬ」

デェブ「じゃ、じゃあさ。もう家に帰ろうぜ!」

勇者「ああん?」

デェブ「家にはパンもあればベッドもある。もう『ヘルシィ』な食べ物を口にしなくて済むんだ!」

ハゲ「昆虫は貴重なタンパク源だ。食通であるなら、知っていてほしい基本知識であったのだが」

勇者「そうだそうだ。その『ヘルシィ』な食い物があってこそ、俺達は今こうして旅を続けられるわけだ」

デェブ「そもそも、僕は好きでこの旅に参加してるわけじゃない! 勇者の野郎に無理矢理つき合わされて」

勇者「なら帰るか? 一人トボトボと、暗い獣道を帰っていくか? 言っとくが、鉄球だけじゃ魔物は狩れないぜ」

デェブ「ぐ、ぐうううう!!!!」

話が終わる頃、勇者達はニレの樹の包囲網を突破した。


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