過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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40: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/12(木) 01:00:46.92 ID:3zCLWqiR0
〜少女の隠れ家〜

ソラト「あたしの名前はソラト。村一番の美少女よ」

ハゲ「あんっ?」

ソラト「……あ、いや。今のは聞かなかったことにして」アセアセ

ソラト「それよりなんか食べる? ゴマ粥とかあるわよ」

ハゲ「はて? ゴマ粥とは一体なにか?」キョトン

ソラト「ゴマに湯を浸しただけのものよ。米が無い家は、ほとんどゴマ粥で飢えを凌いでいるの」

ハゲ「それは粥というよりはただの湯、なのでは……」

ソラト「助けてくれてありがとう」ジーッ

ハゲ「礼を言う相手が違うのう。一番最初に飛び出して来た、やけに格好つけた若者がいたろう」

ハゲ「あやつは直情径行だが良い奴でな。困っている人がいるとついつい助けに入ってしまうのじゃ」

ハゲ「朕をあての無い旅へ引きこんだのもあやつじゃ。一見アホらしくても、勇者は何かでっかいことを考えておる」

ソラト「でっかいことってなに?」

ハゲ「分からん。ただ、あやつの瞳には光が宿っていた。強い意志を秘めた者だけが持つ、聖なる炎じゃ」

ハゲ「もしかしたら、そなたの様な貧しい身分の者がまっとうな生活を送れるよう、世直しを考えているのかもしれぬ」






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