過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
1- 20
44: ◆LsZ4kFgXss[saga]
2015/11/12(木) 22:07:31.53 ID:ABtQ7DMAO
〜村の裏山〜

ソラト「毒を消す薬草に腫れを抑える薬草、傷口を塞ぐ薬草……っと」

ソラト「ふぅ、意外と集まったわね」

ソラト「早く帰って薬を作らないと。捨て身であたしを救ってくれた、太っちょの方に申し訳ないわ」

その時、彼女の背後にぬうっと影が現れた。
自分を痛めつけていたマッチョだ。
なぜ、ここに。

マッチョ「ヒヒッ。やっと見つけたぜ、かわいい子猫ちゃんよォ」ニヤニヤ

ソラト「……どうやって嗅ぎつけたの。あたし以外は道を知らないはずよ」

マッチョ「ハッ! おめでたい奴だなテメェは。村長まで引っ張り出すほどの騒ぎを起こしといて、テメェを見逃す者がいると思うか? 来いッ!」パチン

マッチョB「ウッへへイ」

マッチョC「ウヒッウヒッ」

マッチョ「この二人がはっきり見てたのよ。ハゲと一緒に森へ消えてくテメェをよ! こいつらは隠密一筋20年のツワモノだ」

マッチョ「音を立てずに尾行なんざ、屁をこくよりも簡単だぜ!」

ソラト「……それで?」キッ

マッチョ「ああん? なんだその目は?」

ソラト「それであたしをどうするつもり? 晒し首にする? フフッそうでもしないと、村長の気が収まらさそうね」

ソラト「伝家の奥義をよそ者なんぞにあっさり打ち破られたんですもの。あのクソジジイも大したことない。小物だわ」

マッチョ「黙れィ!」バチン

ソラト「あうッ! ……図星なようね。女を叩いて気が済んだ? ならさっさと巣に帰りな、汚らわしいドブネズミども」

マッチョ「う、うがあああ!」









<<前のレス[*]次のレス[#]>>
157Res/227.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice