過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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◆LsZ4kFgXss
2015/11/13(金) 21:52:25.57 ID:wd96sDgoO
マッチョ「このッ! このッ!」ゲスッゲスッ
ソラト「うぐッ! あぎッ!」
マッチョ「こっちが大人しくしていれば、つけ上がりやがって! だ〜れがドブネズミだッ! ああッ!?」ボスッボスッ
マッチョB「ウヒッ! ウヒヒ!」ガンガン
ソラト「あ、あうぅ……」ガクッ
マッチョC「旦那、この女もう気絶しましたぜ。強気な態度の割にあっけねぇもんどす」
「そりゃあ、屈強な男が寄ってたかって殴る蹴るの暴行を加えてるんだからな」
次の瞬間、鋭い光が一閃した。
立て続けに剛腕が六つ、青空に舞い上がり落ちてゆく。
鮮血が緑の大地を瞬時に赤く染める。
腕を失ったマッチョらは、戦意を喪失し両膝を地に着いた。
マッチョ「テメェは……村長と戦っていたよそ者か!」
勇者「飽きれたもんだぜ、まったくよ。あれだけ痛めつけられて、まだ懲りてねぇんだもんなぁ」
勇者「安心しろ、それでは他人を二度と殴ることもできまい。彼女をリンチした罰だ」
マッチョ「罰だと!? その女は村長を[
ピーーー
]原因を作った、悪女なんだぞ! それに昔、俺たちから借りた米を返してねぇ!」
勇者「過去も未来も見るな。現在、この状況下で彼女はどちらだ? 加害者か? 被害者か? 答えは決まっている」
マッチョB「加害者!」
勇者「被害者だ! アホが!」
勇者「美しい手弱女(たおやめ)を凶悪な男共が囲んで、腹を蹴ったり髪を掴んで頭ごと地面に叩きつけたりする」
勇者「見方によれば、貴様らが縄についていてもおかしくなかったのだぞ!」マナジリギャンッ
マッチョC「ひいッ」
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