過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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9: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/07(土) 21:53:17.13 ID:44LsxRBV0
小石はカマキリの足に当たる。
皮が破れて青黒い血がドロリと砂地を染めた。
昆虫はこれは敵わじと感じたか、這う這うの体で地中へと逃げて行った。

勇者「ま、ざっとこんなもんよ」

勇者とデェブが出発しようとした時、背後でまた砂の落ちる音が聞こえた。
さきほどのカマキリもどきである。
性懲りもなく二人を喰らおうとノコノコ出てきたのだ。
デェブはご自慢の腕力を活かして、石をカマキリの頭へ投擲した。
石は見事、カマキリもどきの額に命中し、脳まで突き通した。
砂塵を巻き上げて斃れたカマキリもどきを、デェブは食べようと提案した。

勇者「何言ってんだ。そいつの皮には毒がある。焼いても消えねぇ毒があるんだ」

デェブ「はぁ? でも君はさっき早めブレイクファアストであると……」

勇者「悪いが、それは俺達のことじゃないぜ。砂地の生き物に対して言ったセリフなんだぜ」

デェブ「ああ〜ん?」

デェブには勇者の言葉がさっぱり理解不能であった。



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