過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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8: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/07(土) 21:45:46.08 ID:44LsxRBV0
突然、背後でドドッと砂の落ちる音がした。
勇者達が振り向くと、そこには巨大な昆虫がいた。

勇者「なんなんだこいつは……」

その昆虫は九つの複眼を持ち、大きな二本の棘のある腕が特徴的だ。
足は四本あり、いずれも丸太のごとく太い。
喩えるならばバカでかいカマキリと言ったところか。
いや、カマキリでは複眼の説明がつかないからカマキリの進化体としておこうか。
彼は肉食で、この砂地を通る旅人を襲っては血をすすり、その後に肉をむさぼるのだという。
とある文献によれば、処刑方法の一つとしても用いられていたらしい。

デェブ「見たところ、昆虫の身長は3m54cmだね」

勇者「なんだって!? かなり大きいじゃないかッ!」

デェブ「困ったねぇ、僕ら肝心の武器を持ってないよ。死んじゃうよ……」

勇者「なら素手で闘えばいい! どうせ逃げても食われるだけだ、早めのブレイクファアストが来たと考えればいいさ!」

勇者はまず足を狙うことにした。

勇者「デェブ、奴の足を潰して動きを抑えるぞ」

デェブ「う、うう。怖いよォ」

勇者とデェブはカマキリの足に、そこいらで拾った石を投げだした。


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