過去ログ - 【ゆるゆり】BAR Funamiの日常
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44:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/09(月) 01:07:27.24 ID:Ms5wpsxYo
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<翌日>


京子「じゃーねー結衣にゃん、またね〜」カランコロン

結衣「変な名前で呼ぶな!!///」


りせ「…………」


予定通り、バーから京子さんが出てきました。尾行の準備はすでに整っています。私はその姿を見逃さないように、静かに後をつけました。


りせ「……?」


後をつけるのはいいものの……京子さんはなんと、昨日とは見当違いの方向に歩き出しました。


酔っ払って方角を間違えているのではありません。むしろ昨日の方が酔いが回っていたように思えます。

まさか、もうすでに尾行がばれている……? そんなことは考えたくありませんでしたが、構わずに後をつけました。別に悪いことをしている現場を確かめるわけではありません。こっちには、彼女の住んでいる場所さえわかればいいのです。


京子さんは構わずに、ずんずんと普通の住宅街を歩いて行きました。高級住宅街からはどんどん離れます。

昼間、歳納さんのことについて高級住宅街で少し聞き込みをしてみましたが、彼女のことを知っている人には出会えませんでした。彼女と高級住宅街につながりはないのでしょうか……だとしたら、昨日はなぜあんな方角に帰っていたのか……

いけないいけない。考え事をしているとまた彼女に撒かれてしまいます。集中して追わなければまた振り切られてしまうやもしれません。


京子さんは住宅街を抜けて、夜の川原沿いを歩きました。見晴らしがいいので隠れられる場所はありません……私は撒かれないような距離をギリギリ保ちながら、

静かに京子さんの数十メートル後ろを歩きました。彼女が後ろを振り返らずに、鼻歌を歌いながらゴキゲンに歩いているのが救いです。



京子「あっ……そうそう」ごそごそ

りせ「…………?」


京子さんはおもむろに携帯電話を取り出しました。歩きながら誰かに電話をかけているようです。

しばらくコールがなった後に、京子さんは喋りだしました。


京子「あ、もしもしー? あのさー……」


軽い口調で通話をする京子さん。時刻は夜の11時……口調と時間から察するに、仕事関係ではなく友人関係でしょうか。



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