過去ログ - 【デレマス】オン・ザ・ストリート・コーナー【鎧武】
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27: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/16(月) 02:15:45.78 ID:ZCB9ZMDM0
(見えているよな、この場所なら。お前の残したこのダンスで天下を取るからな…!)

ジャズダンスにストリートのセンスを織り交ぜた独特のステップに、ザックの思いと熱が籠もる。
そうしてキレのあるターンで再び客席側に顔が向けると、風変わりな聴衆がいることに気付いた。

以下略



28: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/16(月) 02:16:31.77 ID:ZCB9ZMDM0
「お前…」

全く予感がしなかった、と言えば嘘になる。
だがそれでも、実際に顔を合わせるとは思っていなかった。

以下略



29: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/16(月) 02:19:10.05 ID:ZCB9ZMDM0
「あの時からは想像できなかったぜ、アイドルになってるなんて」

「それを言うならこっちも同じ。あの時の兄ちゃんはダンサーになるような予感すらなかったっすよ?
 4年もあれば、人間変わるもんっすね」

以下略



30: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/17(火) 22:22:24.14 ID:ka8WlvOi0
<R------→I>

(まったく、良いダンスしてくれるじゃないの…)

ホテルの一室を出た伊吹は、沙紀がステージに乱入する光景を影から眺めていた。
以下略



31: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/17(火) 22:24:19.46 ID:ka8WlvOi0
「ザックが一人でステージに出てるのが気になったんだけど、もう1人男がいるなら大丈夫ね」

縁に座る2つの影を見てアザミは安心していたようだが、
その言葉に含まれた勘違いに気付き、伊吹は申し訳なさそうに口を開いた。

以下略



32: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/17(火) 22:25:27.85 ID:ka8WlvOi0
「それにしても、アザミさんとザックってどういう関係で?」

空気が和んだところで、伊吹は思った疑問を口にした。
本戦参加選手である以上、伊吹もザックのことは名前と容姿程度は知っている。
だが、アザミとの接点には全く心当たりがない。
以下略



33: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/17(火) 22:26:24.48 ID:ka8WlvOi0
「ひたむきだったわ。柔らかい動きに慣れるまでずいぶんかかったけど、練習は誰よりも熱心に取り組んでた。
 努力のおかげでセンスも開花して、めきめきとレベルを上げていったの。
 それで、私の弟のペコと一緒にチームを立ち上げて…色々あったけど、今ここまで来てる」

「なるほど、道理で動きがいいワケだわ。
以下略



34: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/17(火) 22:27:28.91 ID:ka8WlvOi0
「実力者に絞ったのは、イブキもそうでしょ?
 あなたのことだもの、沙紀ちゃんは自分で指名して呼びこんだものだと思ってるのだけど」

「あはは、やっぱりバレてた。なんかアザミさんには、そう言われそうな気がしてたんだ」

以下略



35: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:04:01.91 ID:BKTkan7I0
<R←------I>

「あのプロデューサーじゃなかったら、アイドルやってないっすよ。
 変わり者のアタシには、変わり者じゃないと合わないっすから」

以下略



36: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:05:31.69 ID:BKTkan7I0
-4年前。
治安の悪い裏路地の近くにザックは住んでいた。
ゴロツキやチンピラの類が騒ぎを起こすこともままある場所だったから、
ただ学校から帰宅するまでの道を行くだけで自然と腕っ節は鍛えられた。
それでも家がそこにあるだけで落ちぶれてなどいないから、
以下略



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