過去ログ - 【デレマス】オン・ザ・ストリート・コーナー【鎧武】
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32: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/17(火) 22:25:27.85 ID:ka8WlvOi0
「それにしても、アザミさんとザックってどういう関係で?」

空気が和んだところで、伊吹は思った疑問を口にした。
本戦参加選手である以上、伊吹もザックのことは名前と容姿程度は知っている。
だが、アザミとの接点には全く心当たりがない。
以下略



33: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/17(火) 22:26:24.48 ID:ka8WlvOi0
「ひたむきだったわ。柔らかい動きに慣れるまでずいぶんかかったけど、練習は誰よりも熱心に取り組んでた。
 努力のおかげでセンスも開花して、めきめきとレベルを上げていったの。
 それで、私の弟のペコと一緒にチームを立ち上げて…色々あったけど、今ここまで来てる」

「なるほど、道理で動きがいいワケだわ。
以下略



34: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/17(火) 22:27:28.91 ID:ka8WlvOi0
「実力者に絞ったのは、イブキもそうでしょ?
 あなたのことだもの、沙紀ちゃんは自分で指名して呼びこんだものだと思ってるのだけど」

「あはは、やっぱりバレてた。なんかアザミさんには、そう言われそうな気がしてたんだ」

以下略



35: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:04:01.91 ID:BKTkan7I0
<R←------I>

「あのプロデューサーじゃなかったら、アイドルやってないっすよ。
 変わり者のアタシには、変わり者じゃないと合わないっすから」

以下略



36: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:05:31.69 ID:BKTkan7I0
-4年前。
治安の悪い裏路地の近くにザックは住んでいた。
ゴロツキやチンピラの類が騒ぎを起こすこともままある場所だったから、
ただ学校から帰宅するまでの道を行くだけで自然と腕っ節は鍛えられた。
それでも家がそこにあるだけで落ちぶれてなどいないから、
以下略



37: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:08:04.89 ID:BKTkan7I0
「たしかにあんな状況で手を出すような変わり者は、そうそういないよな」

上着のジャケットを脱いだザックは、少し苦笑いしながら自嘲した。
さらけ出された腕は、あの頃よりもさらに鍛えられている。

以下略



38: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:10:16.26 ID:BKTkan7I0
「オレの話、していいか?」

「もちろんっす。積もる話、あるんでしょ?」

「ああ」
以下略



39: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:13:01.90 ID:BKTkan7I0
「駆紋戒人って言うんだ、ソイツ。
 オレの前のチームバロンのリーダーにして、チームの名付け親。そして-」

「アーマードライダー・バロン、そしてロード・バロン…じゃないすか?」

以下略



40: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:16:22.87 ID:BKTkan7I0
「アレの実物持ってるってことは、あの噂話やメガネ君の話はやっぱり大体真実で…
 兄ちゃんもアーマードライダー、ってことなんすよね?」

既に城乃内が話しているなら、バックルも錠前もひた隠しにする必要はない。
それに沙紀はアーティスト故か、妙にカンが鋭い部分があったので、遅かれ早かれこうなっただろう。
以下略



41: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:17:27.83 ID:BKTkan7I0
言葉が途切れた。
ふと、沙紀が少しだけ腰を上げ、突然ザックの耳に顔を近づけた。
そして何かを警戒するような小声で、耳元で囁く。

「この場にわざわざ変身道具持ってきてるのは、後ろの連中を警戒してのことっすか?」
以下略



42: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2015/11/18(水) 15:18:02.14 ID:BKTkan7I0
「そろそろ、帰るか」

「だったら途中までついてくっす。あの連中、アタシがいたら下手に手出しできないでしょ?
 そろそろ帰らないと、アタシも不審がられるし」

以下略



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