164:名無しNIPPER[sage]
2015/11/24(火) 10:11:59.70 ID:jLEPKrES0
おつおつ
165:名無しNIPPER[sage]
2015/11/24(火) 16:22:24.74 ID:7YG4Sdpuo
乙
166:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:35:57.88 ID:Xdnzlkp4o
◇[Wounded Deer]
嵯峨野先輩が文芸部の部室をふたたび訪ねてきたとき、部室にいたのは俺とるーだけだった。
167:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:36:32.66 ID:Xdnzlkp4o
「高森に何か用事ですか? 治療費なら払えないと思いますよ」
そんな金あるならウェブマネーにつぎ込んでるだろうし。
168:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:37:18.93 ID:Xdnzlkp4o
「そっちの子は、新入部員? 勧誘した甲斐があったね」
嵯峨野先輩は顧問みたいな口調でそう言って、るーを見る。
彼女はぺこりと頭をさげた。たぶん、この部とどういう関係がある人なのか、わからないんだろう。
169:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:40:43.22 ID:Xdnzlkp4o
変っていうか……いや、まあ、俺には関係ないんだけど。
「そっか。ふうん。じゃあ、がんばってね。おじゃましました」
170:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:41:09.26 ID:Xdnzlkp4o
「どう思う?」
扉がしまってから、俺はるーにそう訊いてみた。
171:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:41:44.89 ID:Xdnzlkp4o
「一目惚れかあ」
しばらく沈黙があったあと、るーはまた自分のほっぺたをシャーペンでつつきながら溜め息のように呟く。
172:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:44:09.33 ID:Xdnzlkp4o
少しするとゴローが部室に帰ってきて、並んで座る俺とるーをちらりと見たあと、窓際の定位置に腰掛けてノートを広げ始めた。
「何か書くの?」
173:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:44:37.07 ID:Xdnzlkp4o
さらに少し経ったあと、高森が疲れたような顔で部室のドアにもたれるようにしながら戻ってきた。
「おかえり」
174:名無しNIPPER[saga]
2015/11/25(水) 22:45:18.09 ID:Xdnzlkp4o
「暗号みたいな奴だよ、文字入れ替えて別の文つくったりする奴」
「人名って言ってましたけど」
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