4:名無しNIPPER
2015/11/17(火) 18:41:39.79 ID:2etQlwiAO
殺される…本気で殺されると思った。兄が本家に拐われたということは 僕は用済み。
父は元々兄を嫌っていた上に姉が自分自身に一番なついていたので姉を選んだのは納得できた、 ただ僕のことも引き取ってくれるのではないかとも考えていたから今回のようにしっぽ切られるとは思わなかった。
このまま、母の元に済むのは、いくら母が綺麗でもとても怖かった。二人きりだと何をされても止める人はいない。
そして、ここから何も起こらず僕と母はマンションへと引っ越した。
祖父は僕に「いつでもこっちにこいや」といってくれた。多分、兄が何らかの理由で使えなくなった時の予備のストックが欲しいのだろう。自分の会社の働き手が欲しいのだろう。
そんな思惑であっても僕は行きたかった、が、母はやんわりとそれを断っていた。
なぜだ、なぜ嫌っている俺を突き放さないのかとも思った、もしかして母は本当に僕を[ピーーー]つもりなのかと予感がした。
母は笑顔だった。この先僕はどうなるのかわからない、そしてついにこの夜から僕と母の生活が始まった。
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