過去ログ - 【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ5】
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◆QhFDI08WfRWv
[saga]
2015/11/28(土) 23:11:34.21 ID:fsQ2DkAIo
夏凜「はぁっ、はぁっ……っ、はぁ……」
天乃「ごめんなさい。夏凜、平気?」
車椅子を押しての全力疾走だったからか
夏凜は呼吸を荒くして、立ち止まる
何部屋分駆け抜けただろうか
案内板は途切れることなく道を指し示すが
ゴールと思しき白い光はどこにも見当たらず、
点滅の激しい非常灯のランプだけが階段を見せつける
夏凜「少し……休憩」
一刻も早くこの屋敷から出たい
そう思いつつも体は不自由で、休みを求めて止まる
幸い、もう声は聞こえてこない
夏凜「一体何なのよ。アレ」
天乃「詳しいことはなんとも。ただ一つ言えるのは、人間じゃなかった」
夏凜「人間じゃないって……機械?」
そういって、夏凜はそれはない。と否定する
あれから聞こえた音声は明らかに人間だと、夏凜は確信していた
機械音声のようなブレは、一切感じられなかったからだ
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