過去ログ - 晶葉「どうにも私は、恋をしているらしい」
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7: ◆zefPw5mKfA[saga]
2015/11/27(金) 00:10:31.31 ID:NjB6h2Aj0
考える。
頼子の言葉に間違いはない。真っ直ぐにぶつけるというのは、結果が出るというのはそういう事だ。
恋が成就した。私はPと寄り添い、同じ道を行く。だが、私という偶像の価値が変わる。
恋が叶わなかった。私とPの距離は……どうなるのだろうか。

「……離れたく、ないな」

離れてしまったら、と考える。
私はアイドルを続けているかもしれない。変わらず発明家にしてアイドルという二足の草鞋を履いて。
だが、私の隣に彼はもう居ない。
彼の男手を頼る事も出来ないし、彼の感想を聞く事も出来ない。彼と共に笑い合う事も、出来ない。

「………嫌だ」

それは嫌だ。困る。私には彼が必要だ。
何しろ私は彼を頼り、彼を求め、彼と共にある事を喜んでいたのだから。

「晶葉しゃん……」

ふと、そんな声を聞いて。私は自分が俯いていた事にようやく気が付いた。



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