過去ログ - 晶葉「どうにも私は、恋をしているらしい」
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8: ◆zefPw5mKfA[saga]
2015/11/27(金) 00:11:35.37 ID:NjB6h2Aj0
顔をあげると頼子が私を見ていた。心配そうな目だった。
首を回すと鈴帆が私を見ていた。口を噤んで、何か言いたいのを我慢している顔だった。
私はまた、視線を落として深く思考する。
彼でなくても、それは出来るのではないかと。
足りない男出は、仲間達で乗り越えればいい。聞けない感想は、別の者に聞けばいい。笑い合う相手もまた――

「……っ」


白が奔る。
一面の光のイメージ。顔の見えない誰かの笑顔が吹き抜け、そして……


「………」

そこまで考え、やはり彼の顔が浮かんだ。浮かんでしまった。
掛け替えのないという事を、再確認した。



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