過去ログ - 晶葉「どうにも私は、恋をしているらしい」
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9: ◆zefPw5mKfA[saga]
2015/11/27(金) 00:12:40.70 ID:NjB6h2Aj0

「晶葉さん?」

頼子の声が聞こえる。心配そうな声音なのが分かれば、私の心は定まった。

「大丈夫だ、頼子、鈴帆」

立ち上がり顔をあげる。口元には、いつも彼女達に、ファンに、そして彼に見せていた笑みを湛えて。

「答えは決まった。やはり私は、告白する!」

「……未来が、決して明るくないものだとしても、ですか?」

重なる頼子の問いかけ。私を心配しPを心配する、とても優しい問いかけだ。
だから、そんな優しい友達に私はハッキリと言ってやるんだ。

「私とPの歩む先にある未来が、明るくないわけがない!」

「晶葉しゃん……!」

鈴帆の声が、私を後押ししてくれる。

「頼子、私は私の想いを伝える事を迷わない! だって、私は恋をしているのだからな!」

「でも、それでは……」

「私は失敗なんて恐れてないぞ。でなければ、何も生み出す事は出来ないんだ!」



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