過去ログ - 二宮飛鳥「死にいたる病あるいは乾燥させた葉を煮出し雌牛の分泌する液体を混ぜた物」
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15:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:12:48.52 ID:n95sZXJf0
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P「次は光の話なんだが、すまない。また仕事は取ってこれなかった。
 だから今週も池袋博士の下で待機していてもらうことになる。
 間接が錆付かないよう油を差しておいてくれ」

光「アタシの事はいいんだ。Pの靴はもう2足目の踵が無くなりそうだから。
 レッスンが足りないのも、背が足りないのも、Pが仕事を厳選してくれているってのも分かってる。
 だけど1つだけ分からない事があるんだ」

P「答えられることなら」

光「Pは何時だってアスカの漫画を悪く言う。
 だけど破り捨てなきゃいけない程、あれは悪いものなのか?
 まだ読みかけだったけど、アタシにはどうしてもそうは思えないんだ」

P「そんな事はないぞ。
 例えば―――そうだな。この子馬の出産の場面は実に写実的だ」

光「そうか、これは馬なんだな」
 
P「おそらく自分の思うような作品を描き出せない創作上の苦悩と、
 難産に苦しむ母馬の気持ちを重ね合わせる事が出来たんだろう」

光「そうか、これはアスカなんだな」

P「自信作だとの言葉にも頷ける。この筆運びには迷いが有る、あいつは何時だって迷っている。
 先人の名作の模倣でしかない、コピペとキリ貼りの小細工に満ちた偽物とは違う。
 母馬の姿をあるがままに写し取った、疑いようのない飛鳥が創った本物の作品だ」



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