過去ログ - 二宮飛鳥「死にいたる病あるいは乾燥させた葉を煮出し雌牛の分泌する液体を混ぜた物」
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4:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:04:10.86 ID:n95sZXJf0


 喉が渇いた。



 最初にボクが手に入れたものは、渇望。

「ボクはアスカ。二宮飛鳥」

 幾度も繰り返す永劫の中で、特定の時点を最初と定義するのは勇気を求める決断だ。



 なぜこんなにも渇いているのだろう? ボクは泥の中にいるのに。



 静かに自覚する。そうか、ボクは泥の中にいるのか。


 ゆっくりと体を揺する。寒いけど……寒くは感じない。

 

 ゆっくりと体を揺する。大丈夫、体は泥で出来ている。

 静かに自覚する。ここには全てがある。



 手を振る。泥の中へとエクステが沈んでくる。
長さは上々、色はピンク。きっとこれはボクのものだ。
これにはどんな服を合わせようか? エクステを身に付け思案する。

「これを使えばボクの世界は変わるだろう。ささやかな抵抗だ」




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