過去ログ - ソーニャ「ロシアの殺し屋」やすな「おそろしあ」
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1:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 17:59:29.22 ID:Z2/x3YEd0
キルミーベイベーにいまさらハマってしまった勢いで初めてSSを書いてしまいました。
内容はシリアスっぽく。
感想とか言ってもらえるとテンション上がります。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 18:01:14.05 ID:16LO2mUXo
つまらなかった


3:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:01:29.42 ID:Z2/x3YEd0
よし、ちゃんとトリップついた。

じゃあ投下していきます。


4:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:02:30.90 ID:Z2/x3YEd0
私にはバカな友だちがいた。
折部やすな、そいつの名前である。
いつも私に近づいてきてはちょっかいを出してきて、そのたびに私に返り討ちに合う。
それでも、あいつは私にかまってきた。
彼女と過ごしているうちに、私の中には特別な感情が芽生え始めていた。
以下略



5:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:04:29.83 ID:Z2/x3YEd0
ある日。

「……今日は、休みか」

誰も座っていない席を見て、私は一人呟いた。
以下略



6:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:05:26.54 ID:Z2/x3YEd0
昼休み。

「あぎり!」

「はい〜」
以下略



7:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:07:30.46 ID:Z2/x3YEd0
「お、おい!待て!……行っちまった」

放課後。
あぎりの言葉が気になったが、やはりやすながどうしているかが一番気になる。私はやすなの家に急いだ。
家の前には、喪服を来た人たちが居て、白黒の幕と「折部家」と文字の入った提灯が置いてあった。
以下略



8:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:09:19.69 ID:Z2/x3YEd0
辛いくせに、無理やり笑顔なんか作って。その彼女の健気さが痛ましい。
親戚の人たちに軽く挨拶をして、私は彼女の部屋に上がり込んだ。
ベッドはぐちゃぐちゃで、部屋は散らかっている。

「……お父さんとお母さんがね、死んじゃったんだ」
以下略



9:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:10:06.46 ID:Z2/x3YEd0
「いいんだ、無理しなくて」

「う…」

「ほら」
以下略



10:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:11:37.25 ID:Z2/x3YEd0
しばらくして。

「ありが、とう。ソーニャちゃん」

「別に、しおらしいお前が見たくないだけだ」
以下略



11:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:12:50.35 ID:Z2/x3YEd0
かなり長居してしまったらしい。
私はそろそろ帰るとやすなに伝えると、彼女は少し残念そうな顔をしたが、すぐに元の表情に戻った。

「今日は、来てくれてありがとうねソーニャちゃん」

以下略



12:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:18:17.29 ID:Z2/x3YEd0
「それじゃ……また明日ね!」

やすなは、やっぱりバカだ。こんな時なのに、あんな精一杯笑顔を作っている。
だから、たまには私も仕返しだ。

以下略



13:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:19:36.14 ID:Z2/x3YEd0
すっかり暗くなった帰り道。
歩いていると、後ろに気配を感じた。この気配は……。

「…こそこそしてないで、出てきたらどうだ」

以下略



14:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:20:30.12 ID:Z2/x3YEd0
「……いい加減にしろ、お前何か知ってるな?」

「別に〜?何のこと〜?」

「ふざけるな!あいつの両親に関して、何を知っている!答えろ!」
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2015/12/08(火) 18:22:13.08 ID:7lYv0vCHO
しえん


16:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:23:00.62 ID:Z2/x3YEd0
次の日。
学校へ行くと、相変わらずやすなの席は空いていた。
やはり、昨日の今日ですぐ学校に来るのは無理があったのだろうか。その日の授業も頭になんか入ってこない。
呆けながら授業を受けていると、いつの間にか放課後になっていた。
とりあえず、私はやすなの家に向かった。やっぱり白黒の幕が垂れ下がっているが、人の気配はない。
以下略



17:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:27:09.47 ID:Z2/x3YEd0
>>15 ありがとう!

「ソーニャちゃん、そんなに私の事心配だったのー?」

「ニヤニヤすんな。……昨日の今日だからな、万が一ってこともあるだろうし」
以下略



18:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:28:25.58 ID:Z2/x3YEd0
「……そろそろ、用事があるから帰る」

そう言って私は部屋を出ようとした。しかし、制服が何かに引っ張られる。振り返るとやすなが服の裾を掴んでいた。

「……悪いが放してくれ、時間が」
以下略



19:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:29:52.64 ID:Z2/x3YEd0
「あなたには、知る権利と義務があるって……殺し屋と接触するのは、本来どういうことか知るべきだって……」

「それって」

「……そうだよ、ソーニャちゃん」
以下略



20:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:31:20.32 ID:Z2/x3YEd0
「こんなことしか言えなくて、ごめん。ごめんな」

「……」

やすなは黙ってうつむいている。一体何を思っているのだろう。
以下略



21:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[sage saga]
2015/12/08(火) 18:33:23.15 ID:Z2/x3YEd0
「……ほんっとうに、バカだなお前は」

「ねぇソーニャちゃん、だから殺し屋なんて……」

「……なんでそんなに、優しいんだお前は!」
以下略



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