過去ログ - 渋谷凛「花屋の前に……カエル?」
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10: ◆Vq2Qo.DUCLbr[sage]
2015/12/09(水) 00:25:48.22 ID:bF+qLvJro
未央「あ、行っちゃった……何か凄かったね、そこに居るだけで華やかになるっていうかさ」
恭二「ああ、ピエールはいつも天真爛漫で、笑顔で……辛いことあっても捻くれなくて頑張り屋で。
    だからアイドルに向いてるんだろう。俺とは……違う」
卯月「そんな……!」
P「そうでしょうか」

これまでは積極的に会話に加わらないPだったが、そこだけは口を挟んだ。

P「人が見て魅力的な笑顔ができる、それのみで惹きつけるということは……
  いつもの笑顔の裏には、辛いことも悲しいことも、焦りも嘆きも重ねてきて……
  それらを誰よりも判っているからこそ、苦悩に直面してる人にとって眩しく映るのではないでしょうか?」
恭二「……」
卯月「プロデューサーさん……」
未央「そうだね……誰だって。 へこんだりせずいつも温かく笑ってられる、そんなわけないよね」

そこでPは、それ以上言葉を重ねるべきか悩むように一度自分の首に触れ、やがて続けた。

P「なら貴方も。 永い時をかけても輝く星のように、樹齢を刻んでも美しい花を咲かせる大樹のように。
  今がたとえ笑顔ができなくとも、それについて焦ること悩むこと思いを馳せることは無駄ではありません。
  誰かが尊いと思えるのは、何も知らないままの上辺の笑顔では決してないと、私は考えます」
凜「……そう、だね」

ニュージェネの三人は、奇しくも公園で経てきた過去のことを思い浮かべて沈黙をし……
恭二も言葉に詰まった風だが、プロデューサーに軽く影響を受けたか、同じように首を触ると。

恭二「あんた……プロデューサーってより、優しい詩人みたいだな」
P「えっ」
恭二「そうだ、あんた樹木や花について言ってたし、今度花言葉も例えに使ってみたらどうだ?
    知ってる人がよく使うんだがさ、きっともっとわかりやすく、人の心に届くと思うぞ」
卯月「わぁっ、それとってもいい考えです!」
未央「アイディア頂き! さっそくゆーみんに電話だ〜! もしもし、あのね、今度さ」
P「え゛っ、ちょ、ちょっと待ってくださ! 島村さん!? 本田さん!?」
未央「うんうん、じゃ〜そういうことで! よかったねプロデューサー、今度花言葉レッスンしてくれるってさ!」
凜「丁度いいや、私も一緒に教えてあげるよプロデューサー」
卯月「マスターしたら、プロジェクトのみんなに聞かせてあげてくださいね!」
P「」


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