過去ログ - 渋谷凛「花屋の前に……カエル?」
↓ 1- 覧 板 20
3: ◆Vq2Qo.DUCLbr[sage]
2015/12/09(水) 00:20:52.43 ID:bF+qLvJro
ひそひそ話してる間も、カエル?の視線は固定されている。
凜が嫌な予感を覚える。カラーサングラスや帽子をささっとチェックする。
ニュージェネレーションズも今やデビューしたての頃と違い、最低限でも変装が必要になったアイドルなのだ。
卯月がうっかり名前を呼んでしまって、寒い中マラソンする羽目になったこともある。
凜「しょうがない、もしバレて騒がれて遠回りして遅刻なんてしたら迷惑かかるし、ここは」
卯月「凜ちゃん、どうして私の目をじっと見て言うんですか?」
主に卯月のボロが出ないうちに会話の暇を与えず早歩きで横をすり抜ける
その提案をして、カエル?がシャベッタ
カエル?「けろけろ? お姉さん達、お花買いにきたの?」
卯月「(わぁっ、綺麗な声……でも、あれ? どこかで聴いたような?)」
店員「お客さんがきたのかい? ピ……おっと、バイト君」
出てきた店員は、髪を後ろで結んでおり、若々しく見えるが貫禄も滲ませる
年齢がどうにも推測できないタイプの男性だった。
三人を見て、最初一瞬だけ目を瞬かせて、やがてにこっと笑った。
店員「やぁ、いらっしゃいませ。 どんな花をお探しですか? 今ね、ブルーローズが……」
凜「い、いえっ、間に合ってますし! 私達急がないとならないので!」
店員「そうですか、それは……残念。 また来て下さい、お仕事頑張ってね」
残念そうに肩をすくめた店員と、バイトのカエル?にはそれ以上構わず、三人は花屋を離れた。
カエル?「お客さんじゃなかったの?」
店員「うん、違うよ。 同業者、かな? サイン頼みたかったけど、お仕事の邪魔しちゃいけないしね。
それにしても恭二は……時間かかるね」
16Res/23.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。