過去ログ - 渋谷凛「花屋の前に……カエル?」
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4: ◆Vq2Qo.DUCLbr[sage]
2015/12/09(水) 00:21:22.15 ID:bF+qLvJro
しばらく歩いて、Pとの待ち合わせ場所についた三人は、既にいたPが誰かと話しているのに気付いた。

凜「プロデューサー、お待たせ。 その人はどうしたの? まさか私服警官?」
卯月「えっ? プロデューサーさん、また職質されてるんですかっ?」
長身の男「(……また?)」

名刺を渡されてた男の目が疑惑のそれになるのを見て、Pは慌てて否定……できないので話を逸らした。

P「違います! 彼は……偶然ここで会った、同業です」
未央「え? それって……他事務所のプロデューサーてこと?」
P「は? いえ、本田さん、そうではなく……私ではなく」

そこで、Pには及ばないが高身長の男が、卯月達を一瞥し、驚きを含めて言った。

長身の男「島村、卯月」
卯月「へっ?」

一瞬、卯月は理解が追いつかなかったが、名前を呼ばれたのだと気付き、そして、慌てた。

卯月「え、ええっ!? へ、変装してるのに、ど、どどどしようプロデューサーさん凜ちゃん未央ちゃん!」
凜「ちょっ!?」未央「しまむー!?」

ザワッ!

通行人A「え、今、凜とか未央って聞こえなかった?」
通行人B「しかもどっかで聞いたような声でだったぞ」
‡通行人A‡「まるで禁忌の魅力に取り憑かれて漆黒の闇に誘われる乙女のような声だったな」
通行人C「あっちのほうからだな、え、あれって……マジ?」

P「これは、まずいですね、皆さんこちらへ」

大きい背中で、ニュージェネの三人を通行人達の目から隠すようにしてから
Pは人目につきにくい小道を視線だけで示した。
変装してあるので、詳細をPの体躯で隠せば疑惑で済んでる間に逃げられる。
しかし何においても予測不可能のアクシデントはつきもので……。

通行人D「ねぇ、あれって、アイドルの鷹城恭二じゃない!?」

退避行動は、Pの体格でも隠し切れない存在のおかげで破綻した。


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