過去ログ - 渋谷凛「花屋の前に……カエル?」
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8: ◆Vq2Qo.DUCLbr[sage]
2015/12/09(水) 00:24:25.76 ID:bF+qLvJro
口が上手とは言えない卯月はそれ以上自分の気持ちを形にはできず、無言の時間が流れる。
沈黙を破ったのは、公園にいた人物ではなく、緑色の闖入者だった。
カエル?「けろけろ〜」
卯月「(え? さっきの……カエルさん?)」
恭二「ピエール? みのりさんの店に行ってたんじゃなかったか?」
卯月「? ……えぇっ!!?」
未央「おぉう、しまむー、今日は発声量高いね〜、て、ピエールってさっき言ってたBeitの?」
コクと頷く恭二に合わせる形で、カエルの着ぐるみは頭部をかぽっと外した。
サラリと流れる絹糸のような金髪、着ぐるみの中にいてうっすらと汗を滲ませてるがキメの細かい肌。
上質のアメジストのような瞳を輝かせて、現れた少年はにこっと笑顔を浮かべた。
未央「お、おぉぅ……(やっば〜、未央ちゃん迂闊にも見蕩れちゃったよ、何このロイヤル美少年!?)」
凜「(凄いな……ここまでのビジュアルの子は、海外の俳優にも、なかなかいないんじゃないかな……)」
P「(いい笑顔です)」
ピエール「大丈夫そうでよかった〜、あのねボク、恭二が逃げるように走ってたって聞いて、いじめられてるんじゃないかと思って助けにきたんだ!」
恭二「待て、俺がいじめられる側なのか? 第一ピエールはお助け役なのか?」
ピエール「ボク強いんだよ?知ってるでしょ?」
恭二「まあ、何にしても心配できてくれたんだな? だが別にこの人達と喧嘩してたわけじゃないんだ」
ピエール「そうなんだ。どんな話してたの?」
恭二「……これからも、失敗したって、これからもちゃんとアイドル活動してこうって、元気付けてもらったんだよ」
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