594: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/08/27(土) 20:55:12.33 ID:lyQ0MxM40
「お前の案、使わせてもらうぞ」
上官の言葉に虚をつかれたのか、野田は珍しく間抜けな声を出す
どうやら完全に思惑が外れたようで、どうしてそうなるのか分からないという風だった
「この戦い自体がどうなるか分からないんだ」
「だったら、少しでも勝率の上がる策を取る」
「それが起こるかどうか分からないモノでも、やってみる価値はある」
『違うか?』と意地の悪い口調で聞いてみる
『まぁ……そうですね』
してやられたといった感じの野田は生返事で答える
その返事を聞いて、自然と口角が上がる
ミサイルが使えなくなって万事休すかと思ったが、まだ終わっちゃいない
そう考えると、現状も悪くない気がしてきた
『後の事はお任せます、少尉』
『自分は自分にできる事をやります』
『だから、ヤツに目にもの見せてやってください』
そんな気持ちを見透かされたのか、野田には珍しい軽口を利いてきた
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