595: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/08/27(土) 20:57:57.82 ID:lyQ0MxM40
  
  『任せとけ』と返事をすると、そのまま受話器を置いて通話を終了させた 
  
  すぐ隣に座っていた小林に軽く礼を言い、艦橋の正面を振り向くと、 
  
596: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/08/27(土) 20:58:39.55 ID:lyQ0MxM40
  
   (後は、敵の弾が命中しないことを祈るだけか) 
  
  
  そう独りごちして、自分の持ち場へと戻ろうとしたとき、 
597: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/08/27(土) 21:00:16.11 ID:lyQ0MxM40
  
   「大久保ッ!」 
  
   
  反射的に大久保の名を叫ぶ 
598: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/08/27(土) 21:01:07.17 ID:lyQ0MxM40
  
   『今の砲撃で砲塔の一部が損壊した様です』 
  
   『主砲の発射には影響ありませんが、これ以上右へ旋回できません』 
  
599:名無しNIPPER[sage]
2016/08/28(日) 00:10:01.87 ID:AWWvOJcoO
 ドキドキ 
600: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/09/24(土) 20:09:21.31 ID:tZaL5E9A0
   
    「まだ諦めるには早い」  
    
    
   こちらの考えを見透かすように、その声は語りかけてくる  
601: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/09/24(土) 21:23:51.84 ID:tZaL5E9A0
  
  小林は一瞬戸惑った表情を見せるが、直ぐに目の前の計器を慌ただしく操作し始めた 
  
  
   「カッターは後回しでもいい」 
602: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/09/24(土) 22:37:11.37 ID:tZaL5E9A0
       
  おまけに、『それに……』と付け加えながら、 
  
  
   「博打を打ったのは少尉の方が先ですよ?」 
603: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/09/24(土) 22:42:13.11 ID:tZaL5E9A0
  
   『あ、ああ……はい』 
    
   『聞こえてます』 
  
604: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/09/24(土) 22:45:37.00 ID:tZaL5E9A0
  
   「井上なら必ず敵の正面に船を持っていく」 
  
   「だから、お前は……」 
  
605: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/09/24(土) 22:47:37.46 ID:tZaL5E9A0
  
   「投錨開始! 全員何かに掴まれ!!」 
  
  
  小林の怒声ともいえる警告が発され、海面に何かが叩き付けられたような音が響く 
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