過去ログ - 少年「アメジストの世界、鯨と踊る」
↓ 1- 覧 板 20
39:名無しNIPPER[saga]
2016/02/09(火) 00:00:11.63 ID:NGUgWvew0
眼鏡「……さて、そろそろ帰るとするか」
女「そうですね」
姪「……あ、ここまでで大丈夫です」
眼鏡「え?」
姪「少し、少年と話したい……です」
女「まあ、この広場なら道も一本ですし……でも」
姪「……お願いします」
女「……分かりました。気を付けてね?」
姪「はい」
眼鏡「……」ポンッ
少年「何?」
眼鏡「しっかりな? お前なら出来る」
少年「だから違うって……」
眼鏡「はっはっは」スタスタ
少年「全く、あのバカ……」
姪「あのね」
少年「……ん?」
姪「あの子が少女なんだよね」
少年「うん。そうだよ」
姪「そっか……二人とも、すごく綺麗だった」
少年「うん……え? 僕も?」
姪「……私も、あの子と友達になりたかったな」
少年(そっか、もう此処を出る時期になるんだな……僕も)
少年「……まだ、間に合うよ」
姪「え?」
少年「そう思っているなら、きっと今日、友達になれるよ」
姪「……そう、かな」
少年「そうだよ。……あ、クッキー食べようか。おお、うまい。さすが店主さんだ」ポリッ
姪(……実はそれ、私が焼いたんだけどね)ポリ
少年「あれ? 美味しくない?」
姪「ううん、美味しいよ」ニコ
ヒュオォオォ
少年「うっ……! さすがに寒いね。夜の風は……」
姪「……うん」
少年「あ、そうだ。灯す場所決めて無かったんだけど……ここにしようかな。マッチ持ってきて正解」
姪「え?」
シュボッ!
ヂヂ……ヂヂヂ……
50Res/51.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。