23: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:28:07.37 ID:QvQsG1d2o
「あなたは穂乃果に引け目を感じている。原因はあなたが大人になれていないから。それで、あなたはどうしたいの?」
私が、どうしたいか。私は、どうしたかったのだろう。
真姫は私が失敗したといった。恐らく、それは真姫の語った中で唯一の間違い。
そもそも、私は成功とか失敗とかそういうことを考えていなかった。ただなんとなく、そっちのほうがいいのだろうと、根拠なく進んでしまった。
挙句に迷って、どこにいるかもわからなくなって。なにを目指していたのかもわからない。
「私のしたいこと……」
「一回、穂乃果と話してみたら? 今までのこととこれからのこと。無駄にはならないと思うけど」
「……思ったんですけど、あなたも大概穂乃果のこと、その、信頼してますよね」
狂信といえるほどに。人のことを言えた義理ではないが。
「そう? ……あー、その、普通、じゃない? 親友、なら」
「え、そこで照れるんですか」
「うるさいわね」
親友、なるほど。穂乃果は真姫の親友なのだ。
私にとってはどうだろう。親友というのは違う気がする。もっと別の何か。
ああ、そうか。私は親友という域を過ぎてしまったのだ。
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