31: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:32:05.68 ID:QvQsG1d2o
「な、何故笑うんです」
「いやぁ、海未ちゃんらしいなぁって」
「わ、私らしい?」
32: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:32:33.05 ID:QvQsG1d2o
確かに覚えがある。μ'sとしての活動が軌道に乗っていたこと。ことりに留学の話が来ていたときだ。
神田明神にて、ことりが私たちにいつまで一緒にいられるのだろうと問いかけたのだ。そして穂乃果がずっと一緒だと答えた。
「私たちは確かに別々の道に進んだけど、バラバラになっちゃったってわけじゃないでしょ?」
33: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:33:07.14 ID:QvQsG1d2o
「一緒にいたいと、思っていいんですね」
「当然だよ。だって、私たちは友達でしょう?」
「……そう、ですね。私たちは親友です」
34: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:33:39.65 ID:QvQsG1d2o
「それで、結局あなたの一人相撲だったってわけ?」
「まぁ、そうなりますね。あ、もうちょっと薄めの方が私は好きです」
一週間が経った。私は、穂乃果の家に足を運ぶようになった。
35: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:34:12.73 ID:QvQsG1d2o
「ま、悩みが解決したのならそれでいいんじゃない。以前よりかは時間を有効に使えるようになったでしょう?」
「はい。……あー、いえ、暇であることには変わりありませんが」
「あなた、趣味とかなさそうだものね」
36: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:34:39.02 ID:QvQsG1d2o
「私は、あなたともう一度歌ってみたいって思ってるわ。穂乃果もきっと同じ。あなたはどう?」
「……吝かではありませんが」
もう一度一緒に歌えたらと思ったことがないわけではない。それほど楽しかったことだし、夢中になったことだ。
37: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:35:12.35 ID:QvQsG1d2o
「バンドでも組んでみましょうか。みんなも誘って」
「バンド、ですか。九人で?」
「そう。適当に集まって歌いだけ歌うバンド。楽しそうじゃない?」
38: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:35:43.07 ID:QvQsG1d2o
一度解散しておいて今更かもしれない。
だけど、私はみんなといたい。もう一度みんなで歌いたい。
みんなもきっと同じだ。
39: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:36:09.65 ID:QvQsG1d2o
本作品はラブライブ!板に投下した作品でシリーズ物の第二作目となります
ラブライブ!板のほうで作品を投下することが困難となり、板をまたいでシリーズを継続するのもどうなのかと思いこちらに転載いたしました
40:名無しNIPPER[sage]
2015/12/12(土) 01:42:31.14 ID:w0ZqzYmeo
スクフェススレはよ
41:名無しNIPPER[sage]
2015/12/12(土) 01:55:46.69 ID:1SRzdeRHO
おつ
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